2022 © Maxim Tabachnik
番犬装飾のバス=ユッツのフラゴン
フランスのバス=ユッツ出土のこの青銅製フラゴン(紀元前約450年)は、装飾が蓋のまわりに集中しており、三つの唸る犬の頭が、かつて赤いエナメルがはめ込まれていた円盤を取り囲んでいる。鎖をくわえて直立する猟犬が取っ手を形作り、その体は縁へと溶け込んでいる。このような動物の守護者は、流れるようなシルエットと警戒した生き物を特徴とする初期ケルト(ラ・テーヌ)美術の典型である。このフラゴンに見られるケルト的な造形と地中海の金工技術の融合は、鉄器時代ヨーロッパを形作った交易ネットワークを物語っている。
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